保護者と学ぶNetモラル広教

用語集

ICT

  •     「Information and Communication Technology」の略で、日本語に訳すと「情報通信技術」となります。かつては「IT(情報技術)」という言葉が主流でしたが、現在はデジタル化したデータの共有など、より「情報伝達」の部分に焦点があてられるようになりました。
     教育の世界でも、1人1台端末を活用したグループワークや、オンライン授業など、様々な場面でICT化が進められています。

情報活用能力

  •     文部科学省では、情報活用能力のことを「世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え,情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して,問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力」と定義しています。
    (出典:「教育の情報化に関する手引き」文部科学省)
     具体的には、適切な手段で必要な情報を収集する能力、得た情報をわかりやすく伝達する能力のほか、ICT機器の基本的な操作の習得や、情報モラル等も含まれます。

GIGAスクール構想

  •     GIGAとは、「Global and Innovation Gateway for All」、直訳すると「全ての子供たちのための世界につながる革新的な扉」となります。
     文部科学省では、「1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する」ことを目標に掲げています。(出典:「GIGAスクール構想の実現へ」文部科学省)
    この構想のために、国は総額4610億円の予算を投じ、全国の小・中・特別支援校等の学校に、1人1台の情報端末と、校内通信ネットワークの整備を行いました。
     端末使用により、情報収集や資料作成のツールとなるだけでなく、一人一人の学習進捗状況を可視化・共有できるようになることから、生徒に対しよりきめ細やかな学習指導が行えることも期待されています。

CBT

  •     「Computer Based Testing」の略で、コンピュータを使った試験方式のことです。コンピューターのディスプレイに表示された問題を読み、マウスやキーボードを使って解答します。従来の紙による試験方式(PBT=Paper Based Testing)と比べ、場所や時間の制約が少なくなるなどの利点があります。
     GIGAスクール構想により、児童生徒1人1台端末環境が整備されたことを踏まえ、文部科学省でも活用を推進しています。
    (参考:「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)について」文部科学省)

PISA

  •      経済協力開発機構(OECD)が実施する、国際的な学習到達度に関する調査のことです。15歳児を対象に、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野について、おおむね3年ごとに調査を行っています。
    日本では、義務教育を修了した高校1年生が対象となっています。